
どうもミヤモトです。

バイクに乗りたいけど、126cc以上は維持費がかかるし
125ccのMT(マニュアル)は種類が少ない…。
維持費が安くて、借金しなくても買えるバイクはないのかな?
- 支払い総額・維持費を抑えて他の趣味にもお金を使いたい
- 街乗りや通勤をしたい
- 保険料が高いので可能な限り抑えたい
このような悩みを持っている人、いるんじゃないでしょうか?
まず結論から言うと、
約30万=乗り出し価格+維持費(ガソリン代、駐車場代除く)x大学4年間 に抑えることも可能です!
僕も実際そのような悩みを入学当初に持っており、そこでできる限り再現性が高くて安くできる方法はないかと探していましたが、僕の場合は以下の手段で約20万円ほどで抑えることができました。
今回は初めてバイクを買う人でも分かるように、バイクの 選択→購入→維持 のように説明していこうと思います。
本当にそんな都合のいい話があるの?

原付二種だとクロスカブやハンターカブ、グロムが有名だけど
どれも少なくとも新車で45万円以上はするよ。
と説明に入る前に、いくつか断っておきます。
逆輸入車という選択肢
まずこれから紹介するバイクの多くは逆輸入車と呼ばれるものになります。
逆輸入車とは、国内で海外向けに製造された自動車を再輸入したもの。日本の自動車メーカーの海外工場で生産された車両も逆輸入車に含まれます。
ここでいう逆輸入車は海外工場で生産された車両のことをさします。
ですから生産コストが安い海外の工場で作ったものを輸入すると、幾分か安くなるわけです。
※為替によって変動しますが、基本的には国内生産車両より安い傾向があります
メリット
- 価格が安い
- 他のバイクと被らない
- HONDA、YAMAHA、SUZUKIなどのメーカー
逆輸入車も海外市場で販売されており、その実績や長期間の使用に耐える信頼性があることが多いです。海外市場でも一定の品質基準をクリアしているため、日本国内でも比較的安心して使用できる場合が多いです。
デメリット
- 整備や修理の難しさ
- 保障やサポートが限定的
- リセールバリューが低い
- カスタムパーツが少ない
ヤフオクなどの個人売買などで入手した場合は、知識がないと故障などのトラブルが起きたときに対処できない可能性が非常に高いです。なので購入する際はできるだけ大手の信頼できるショップで購入することをお勧めします。
STEP①:選択

まずは逆輸入車にどんなものがあるかを知らなくては買えませんよね。
なのでジャンルに分けて簡単に紹介していこうと思います!
また選ぶ際のポイントですが、逆輸入車は日本に流通量が多い車種を選ぶとパーツや情報が手に入りやすいです。GN125のように日本国内でも生産されていたことがあるバイクは、消耗品などのパーツが一般的なバイク用品店に売られていたりします。
※選択肢を増やすために一部、新車価格30万を超えるものを表示しています。また価格は今後変わる可能性があるので、それぞれショップのサイトなどで確認してください。
ネイキッド/ストリート
15~25万
GN125 SUZUKI
クラシカルなデザイン、燃費良好、耐久性高め
装備: キャブレター仕様、アナログメーター
CG125 HONDA
シンプルな作りでタフ、耐久性が高い
装備: キャブレター仕様、前後ドラムブレーキ
CBF125 HONDA
シンプルで経済的なモデル、通勤・通学に最適
装備: 燃料噴射(FI)仕様、前輪ディスクブレーキ、後輪ドラムブレーキ
YB125SP YAMAHA
クラシックなスタイリングと優れた足つき性が特徴
装備: キャブレター仕様、前輪ディスクブレーキ、後輪ドラムブレーキ
20~30万
EN125 SUZUKI
シンプルなデザイン、実用性重視
装備: FI、フロントディスク
YBR125 YAMAHA
信頼性が高く、中国・南米で普及
装備: FI仕様、フロントディスク
30~40万
CB125F HONDA
高燃費、通勤向け
装備: FI、デジタルメーター、LEDヘッドライト
オフロード/デュアルパーパス
20~30万
SP125 HONDA
軽量で扱いやすく、林道走行向け
装備: キャブレター仕様、前後ドラムブレーキ
25~35万
XR125L HONDA
ホンダのオフロードモデル、林道ツーリング可
装備: キャブレター仕様、前後ディスクブレーキ
XTZ125 YAMAHA
ヤマハのオフロード、耐久性高め
装備: キャブレター仕様、ディスク+ドラムブレーキ
アメリカン/クルーザー
25~35万
GZ125 SUZUKI
クラシックなアメリカンスタイル
装備: キャブレター仕様、前後ドラムブレーキ
30~40万
Haojue GV125S
ハーレー風のデザイン、中国製
装備: FI、前後ディスクブレーキ
Keeway Superlight 125
ヨーロッパで人気のアメリカン
装備: FI、前後ディスクブレーキ
Daelim Daystar 125
韓国のデイビッドソン風クルーザー
装備: FI、前後ディスクブレーキ
STEP②:購入

車種を決めたら、次は新車で買うか中古で買うかを決めましょう。
新車の場合
新車で買う場合はバイク館SOXなどの、逆輸入車に対しての修理や保証などのアフターサポートを請け負ってくれるショップを選ぶといいでしょう。
そのようなショップで購入した場合は、ナンバー登録の代行までも委託できることがありますが費用を抑えるために、販売証明書を発行してもらい自分で登録しに行くことをお勧めします。
中古車の場合
中古車をちゃんとしたショップで購入する場合は、アフターサポートや保証を付けてくれることがありますが、ヤフオクなどの個人売買や譲渡などでは基本的に自分で修理することになります。

故障したら近くのバイク屋にもっていけばいいんじゃないの?
そう簡単に逆輸入車の場合は見てくれません。
ほとんどのバイク屋からしてみれば、自分が販売してもいないバイクの修理を依頼されても困りますし、逆輸入車ともなれば信頼できるパーツの入手が困難で、安全を保証しかねるからです。
逆に自分でパーツを入手できる自信があり、かつ自分で調べて修理する覚悟がある人はヤフオクなどで車体を入手し、さらに格安で乗ることができるでしょう。
またその場合でも発行してもらえるのであれば、販売証明書を発行してください。
乗るまでに必要な手続き
125ccの場合は以下の手続きのみで、乗れるようになります。
- ナンバー登録
- 自賠責保険
- 任意保険
これからこれらのやり方を説明していきます。
自治体でナンバー登録(バイク車体入手後)
用意するもの
125cc以下の場合は、お住いの近く市役所でナンバーが手軽に登録できます。
必要なものは 販売証明書、印鑑(シャチハタ不可)、身分証明書 だけです。
※自治体によって異なる場合があります。
用意する情報
市役所にて窓口で案内してもらうと、軽自動車税申告(報告)書兼標識交付申請書(原動機付自転車・小型特殊自動車)の記入を求められます。
その際に車名、車体番号(フレーム番号)、排気量を記入する必要があります。大抵の場合は販売証明書に書いてありますが、念のために用意しておきましょう。
車名はgn125のような名称のことです。また車体番号はバイクに刻印されているフレーム番号のことです。
これも念のため販売証明書と一致しているか確かめましょう。
自賠責保険に加入する
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)とは、自動車事故による人身事故の被害者を救済するための保険です。自動車損害賠償保障法に基づき、すべての自動車(原動機付自転車や電動キックボードを含む)に加入することが義務付けられています。
自賠責保険は任意ではなく義務です、ここは決してケチってはいけません!
ここでケチると法律違反となり罰則が科せられます。
契約期間 | 保険料(参考) | 1年あたりの保険料 |
---|---|---|
1年 | 約7,500円 | 約7,500円 |
2年 | 約9,950円 | 約4,975円 |
3年 | 約12,340円 | 約4,113円 |
4年 | 約14,690円 | 約3,673円 |
5年 | 約16,990円 | 約3,398円 |
自賠責保険は最大5年間契約でき、契約期間が長くなるほど一年あたりの費用が下がります。
なので4,5年の契約を結ぶと、1年だけ契約したときに比べだいぶ節約できることが分かります。
コンビニで加入
自賠責保険に加入する方法は何通りかありますが、ここでは一番手軽なコンビニで加入する方法を紹介します。
- コンビニのマルチコピー機やロッピーで必要情報を入力する
- 発券された申込書をレジに提出する
- 30分以内に保険料を支払う
- レジで自賠責ステッカー(保険標章)や自賠責保険証明書の印刷券を受け取る
- マルチコピー機で自賠責保険証明書を印刷する
【必要書類】
- ナンバープレートの番号や車台番号などの車の詳しい情報がわかる書類(標識交付証明書、自賠責証明書、満期案内ハガキなど)
加入後に指定されたナンバープレートの箇所に自賠責ステッカーを貼り、自賠責保険証明書をバイクの車載工具などと一緒にしまいましょう。
任意保険の必要性

任意保険は義務じゃないから、契約しなくていいや
絶対に任意保険はかけるようにしましょう。
自賠責保険は 「対人賠償のみ」 を補償し、対物賠償(相手の車・物の修理費)や、自分自身のケガ・バイクの修理費は一切補償されません。
補償内容 | 自賠責保険の補償額 |
---|---|
対人賠償(死亡) | 最大 3,000万円 |
対人賠償(後遺障害) | 最大 4,000万円 |
対人賠償(傷害) | 最大 120万円 |
対物補償 | なし |
自損事故補償 | なし |
車両補償 | なし |
- 事故で 電柱を倒した → 修理費 100万円以上
- 事故で 高級車(外車)に衝突 → 修理費 500万円以上
- 被害者に後遺障害が残った → 賠償額 1億円以上
- 歩行者を死亡させた → 賠償額 数千万円~億単位
こうなると補償額を簡単に上回り、人生を趣味どころか借金の返済のために送ることになります。
任意保険(ファミリーバイク特約)に加入しよう
ファミリーバイク特約とは、自動車保険に追加する形で契約できる原付・125cc以下のバイク専用の特約です。契約者本人だけでなく、同居の家族や別居の未婚の子も補償対象となるため、家族でバイクを使用する場合に便利です。
補償内容 | ファミリーバイク特約の補償額 |
---|---|
対人賠償 | 無制限(契約している自動車保険の対人賠償に準ずる) |
対物賠償 | 無制限(契約している自動車保険の対物賠償に準ずる) |
自損事故補償 | 最大 1,500万円 |
搭乗者傷害補償 | 契約内容による(例:入院1日あたり4,000円、死亡時500万円など) |
車両補償 | なし |
補償対象者 | 契約者本人・配偶者・同居の親族・別居の未婚の子 |
保険料(年間) | 約7,000円~20,000円(補償内容や契約保険会社により異なる) |
ファミリーバイク特約は個人契約の保険に比べ、格安といえる任意保険でしょう。費用を抑える上では家族の自動車保険に付帯させてもらうのが一番安く済みます。
以下に金額の比較をした表を用意しました。
補償内容 | ファミリーバイク特約 | 単独の任意保険(個人契約) |
---|---|---|
対人賠償 | 無制限(契約自動車保険に準ずる) | 無制限 |
対物賠償 | 無制限(契約自動車保険に準ずる) | 無制限 |
自損事故補償 | 最大 1,500万円 | 最大 2,000万円 |
搭乗者傷害補償 | 契約内容による(例:入院1日4,000円、死亡時500万円など) | 契約内容による(例:入院1日6,000円、死亡時1,000万円など) |
車両補償 | なし | 加入可能(車両保険) |
補償対象者 | 契約者本人・配偶者・同居の親族・別居の未婚の子 | 契約者本人のみ(家族プランも可) |
年間保険料 | 約7,000円~20,000円 | 約30,000円~80,000円 |
メリット | 自動車保険に追加するだけで安価に補償を受けられる | 補償内容を自由に設定でき、車両保険も追加可能 |
デメリット | 車両保険がない、補償が契約自動車保険に依存 | 個別契約なので保険料が高くなる |
大学生のうちは年間の保険料が最大6万円を節約できるのは、かなり大きいのではないでしょうか?
最悪、ファミリーバイク特約に加入しておけば事故を起こしても、人生を借金の返済で苦しむこと可能性は低いでしょう。
(壊れたバイクは補償外なので自分で直しましょう 笑)
STEP③:維持

さてここまで来れた皆さんは、免許さえあれば乗れる状態にあると思います。
あとは維持費さえ払えれば経済的な心配はありません。
125ccバイクの維持費 内訳(年間)
125ccバイクの維持費には、税金・保険・燃料代・メンテナンス費用・駐車場代などが含まれます。以下に具体的な内訳を紹介します。
内訳の詳細
法定費用(税金・保険)
項目 | 費用 | 説明 |
---|---|---|
軽自動車税(毎年) | 2,400円 | 125ccバイクの固定税金 |
自賠責保険(必須) | 約8,900円(1年)~17,330円(5年) | 最低限の賠償保険(長期契約の方が割安) |
重量税 | なし | 125cc以下は非課税 |
合計(最小) | 約11,300円~ | 最低限必要な維持費 |
任意保険
項目 | 費用 | 説明 |
---|---|---|
ファミリーバイク特約 | 7,000円~20,000円 | 自動車保険に追加する特約 |
単独のバイク保険 | 30,000円~80,000円 | バイク専用の任意保険(補償が手厚い) |
燃料代(ガソリン)
項目 | 費用 | 説明 |
---|---|---|
燃費 | 40~50km/L | 125ccは燃費が良い |
ガソリン代 | 7,000円~15,000円 | 月500km走行(年間6,000km)、レギュラー180円/L想定 |
メンテナンス費
項目 | 費用(年間) | 説明 |
---|---|---|
オイル交換(2,000円×3回) | 6,000円 | 3,000~5,000kmごとに交換 |
タイヤ交換(前後セット) | 10,000円~20,000円 | 1~2年に1回交換 |
チェーン・スプロケット交換 | 8,000円~15,000円 | 2~3年に1回 |
ブレーキパッド交換 | 3,000円~5,000円 | 1~2年に1回 |
その他(プラグ・バッテリーなど) | 5,000円~10,000円 | 定期交換部品 |
合計 | 約30,000円~ | 走行距離やメンテ次第 |
駐車場代(必要な場合)
項目 | 費用 | 説明 |
---|---|---|
月極駐輪場 | 0円~10,000円 | 自宅に置ける場合は不要 |
合計維持費(年間)
パターン | 低コスト | 平均 | 手厚い補償 |
---|---|---|---|
法定費用(税金+自賠責) | 約11,300円 | 約11,300円 | 約11,300円 |
任意保険 | 7,000円(特約) | 20,000円(特約) | 50,000円(単独契約) |
燃料代 | 7,000円 | 12,000円 | 15,000円 |
メンテナンス費 | 30,000円 | 40,000円 | 50,000円 |
駐車場代 | 0円 | 30,000円 | 100,000円 |
年間合計 | 55,300円~ | 113,300円~ | 226,300円~ |
僕の場合は、EN125を購入し低コストの維持費で約20万円に抑えましたが、
EN125-2Aはヤフオクの中古(走行距離約14000km、11万円陸運送料込み)で、すべての故障とメンテナンスはgn125などの動画を参考に学びました。また消耗品は大抵amazonで手に入り、なければ互換品を調べて購入しています。
ちなみにカスタムはAliexpressやタオバオ新幹線などを利用してサイズが合うパーツを探し、格安で輸入しています。
節約のコツ
- ファミリーバイク特約を活用(任意保険のコスト削減)
- 長期の自賠責保険契約を選択(1年契約より5年契約の方が安い)
- DIYメンテナンスをする(オイル交換・チェーン調整を自分で行う)
- Aliexpressやタオバオ新幹線など中華通販を利用する(互換カスタムパーツが豊富)
まとめ
125ccバイクは維持費が安く、燃費も良いため、通学・通勤・ツーリングに最適です!
ただでさえ維持費が安い125ccを逆輸入車から選んだ場合はさらに安くなります。
よって大学生活4年間のトータルの費用を考えても、工夫をすれば約30万以下に抑えることも可能です。
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